「恐怖の保育実習」攻略のカギは事前準備

こんにちは

保育士モカさんです

この記事では保育実習が「怖い」「行きたくない」と不安に感じている実習生の皆さんが、無事に保育実習の初日を迎えられるよう、事前準備についてまとめます。

私は極度のビビり、恥ずかしがりや、やりたい気持ちはあるのにやる気が出ない、という性格で、事前準備をしなきゃいけないことは分かっているのに、プレッシャーに押しつぶされそうになり、逃げてしまっていました。

できる人にとっては「甘い」と思われるかもしれませんが、心が未熟だった私は逃げ癖があり、当時は「なんでこんなに自分はダメなんだ、ダメ人間だ…」と落ち込んでいました。

当時の自分に教えてあげたいのは、まず自分の心と向き合うことが大切だということ。

そして、「緊張」「ストレス」は成長するために必要なもので、ネガティブなことばかりではない、ということ。

そのうえで、ただ淡々とできる準備を一つずつクリアしていこう!ということです。

一つずつ順番に事前準備をすることで、今できる限りのレベルアップができます。

ゲームでいうと装備を整えて冒険にでかけるようなもの。

私のように保育実習のプレッシャーに押しつぶされそうな人は、ぜひこの記事を読んでみてください。

事前準備が終わるころには、今より「恐怖」が和らいでいるはず!

少し長いですが、できそうな項目からでもいいので、とりかかっていってくださいね。

がんばっていきましょう!

保育士モカさん
保育士モカさん

学校の授業や実習のオリエンテーションなどで、保育実習の進め方については指導されている人が多いと思います。基本的には学校で教えてもらったことをしっかり確認してくださいね。

  1. 【step0】自分の気持ちを受け入れよう|保育の基本「受容」の練習
    1. 自分の気持ちを知る:紙に書いてみる
    2. 自分の気持ちを受け入れる
    3. 未来の子どもの心を大切にできる
  2. 【step1】最低限の事前準備|無事に保育実習初日を迎えよう!
    1. 持ち物
      1. メモ帳
      2. 筆記用具
      3. 日誌、指導案、提出用のファイル
      4. 着替えなど身に着けるもの
      5. 飲み物
      6. 設定保育や遊びの場面で使えそうな道具
    2. 設定保育で使う物
    3. 日誌・指導案の書き方
      1. 日誌の書き方
      2. 指導案の書き方
      3. 共通すること
      4. 日誌・指導案の書き方の本を1~2冊持っておくと安心
      5. 知り合いや先輩に見せてもらう
    4. お礼状の準備
      1. 準備するもの
      2. 書き方
      3. ポイント
  3. 【step2】ステップアップの事前準備|さらに深堀しよう!
    1. 実習先の保育園のリサーチ
      1. リサーチする方法
      2. リサーチする内容
    2. 保育園の一日の流れを知る
    3. 子どもの年齢ごとの発達を知る
    4. 健康と安全に関する最低限の知識
      1. 健康に関する知識
      2. 安全面に関する知識
  4. 【step3】仕上げの事前準備|これで装備は完璧!
    1. 社会人としてのマナー・態度
      1. 身だしなみは「清潔感」を意識:服装・髪・メイク・爪
      2. 挨拶:おはようございます、ありがとうございました、お先に失礼します
      3. 早めの行動:15分前行動、書類の提出期限
      4. 報連相:報告・連絡・相談
      5. 積極性:手伝います、何かすることありますか、○○してもいいですか
      6. 遅刻・無断欠席はNG|遅刻・欠席の際の対処法
    2. メンタル・体調管理
  5. まとめとエール

【step0】自分の気持ちを受け入れよう|保育の基本「受容」の練習

「怖い」

「緊張する」

「不安」

「吐きそう」

「行きたくない」

と思っている人もいるでしょう

まさに「恐怖の保育実習」

このような書き方をすると保育園が怖い場所という誤解を与えてしまうかもしれませんが、「実習が怖い」と思っている素直な気持ちを、まずは自分で受け入れてあげてほしいです

自分の気持ちを知って受け入れることが、自分を大切にすることにつながります。

自分を大切にできることが、人を大切にできることにつながります。

それが、未来の子どもたちを大切にできることにつながるのです。

保育の基本は子どもの気持ちを「受け入れる」=「受容」

子どもの心を育てるために、まずは自分の心を大切にしてあげてください。

それが事前準備の事前準備、保育実習にのぞむために大切な心の準備です。

自分の心を大切にするとはできそうでなかなかできないもの。

特に自己肯定感が低い人はこれができていない人が多いように感じます。

簡単なやり方となぜこれが必要なのかを具体的にお伝えします。

自分の気持ちを知る:紙に書いてみる

簡単な方法として、自分の気持ちを紙に書き出すことをおすすめします。

誰にも見せなくていいです。

汚い字で殴り書きでもいいです。

実習が終わったら捨ててもいいです。

素直な気持ちをガンガン紙にぶつけてみてください。

これだけでも少しスッキリすると思います。

自分の気持ちを受け入れる

気持ちを全部吐き出して、「私は今こんな気持ちなんだな」と淡々と思ってください

このときに、無理やり自分の気持ちを否定したり、抑え込んだりするのはやめましょう。

ポジティブに考えなきゃ!という気持ちは素敵ですが、その根底に「ネガティブなことは考えてはいけない」という思いがあると危険です。

ネガティブな気持ちも丸ごと受け入れてあげてください。

ただ淡々と「自分は今こう思っている」と頭の中でも口に出してもいいので、その事実を認めてあげてください。

このワンクッションの作業がとても大切です。

まず自分がどう思っているか知り、受け止める。

それから「よし、ちょっとやってみようかな」とまず一つ、1%だけでいいので、頑張ってみましょう。

未来の子どもの心を大切にできる

突然ですが、下の例は保育でよく見られる場面です。

これを読んで率直にどう思いますか?

◆【例】2歳児の男の子/イヤイヤ期/おむつ替えを嫌がって泣き叫んでいる場面

「今はトイレに行く時間だよ」「みんなも行ってるからトイレに行こう」という言葉かけをする。すると男の子はさらに嫌がって抵抗していた。何度も声かけをしながら誘うと、男の子は泣きつかれてしぶしぶトイレに行った。

この男の子は、結果としてトイレに行くことができましたね。

よく頑張りました。えらかったです。

大人は、「なんとかトイレに行ってくれてよかった」

「結局ちゃんとトイレに行けてえらかった」

「根気強く声をかけて良かった」

と思っているかもしれません。

でもこの対応は本当に良かったのでしょうか?

私が注目したいのは、男の子の「気持ち」です。

ここでは「トイレに行った」という結果だけをみて「良い」「悪い」という判断をしています。

完全に子どもの「気持ち」は無視しています。

これでは子どもの心は育つどころか、すさんでいってしまうかもしれません。

「大人は自分のことをわかってくれない」と不信感を募らせるかもしれません。

ではどのような言葉かけをしたら良かったのでしょう。

ポイントは、子どもの気持ちを「受容」するということです。

「まだ遊びたかったのかな?」

「自分でズボンを脱ぎたかったのかな?」

「便器に座りたくなくて(怖がる子どもがいる)行きたくないのかな?」

という子どもの気持ちを言葉にして伝える。

きちんと言語化してあげることで、まだ発語が未熟な子どもも気持ちの整理ができます。

そしてただ淡々と「トイレに行きたくなかったんだね」「嫌だったんだね」「まだ遊びたかったんだね」と受け入れる。

「自分の気持ちをわかってくれた」と思うと、その子の心は少し満たされます。

この繰り返しで、心が満たされると、大人と信頼関係ができ、自分が大切にされていることを実感し、自己肯定感が育まれることに繋がります。

この「受容」が保育の基本となります。

これをぜひ、まず自分自身にしてあげてほしい!!

特に、自分に自信がない、自己肯定感が低いという人は、この作業を日ごろからクセづけることで、自分の気持ちを大切にできるようになりますよ。

【step1】最低限の事前準備|無事に保育実習初日を迎えよう!

自分の中の恐怖、緊張、モヤモヤを言葉にできましたか?

それでもまだドキドキは続きますよね。

ここからは事前準備の必須項目です。

やることが多いと感じるかもしれませんが、一つずつ、確実に準備することでモチベーションに繋がっていきます。

どうせやらないといけないことです。

重い腰を上げて、ほんの1%の力でいいので、まず取りかかってみましょう。

恐怖や緊張を和らげるために!頑張ろう!

持ち物

実習に必要な持ち物です。

一つ注意点は、園によってはキャラクターものを禁止にしているところがあるので、オリエンテーション(事前訪問)の際に確認しておきましょう。

メモ帳

活動の流れや気づき等をメモします。エプロンのポケットに入るサイズのものを確認しておきましょう。

筆記用具

  • ボールペン、修正テープ…メモする際や、日誌や指導案を書く際に使います。
  • ハサミ、鉛筆、のり…製作を頼まれることがあります。保育園の備品を借りることもできますが、持参していると用意がいいと印象が良いです。また、自分のものだと気兼ねなく使うことができます。

【意外と便利】

  • カッター、コンパス…製作を頼まれた際に意外と活躍するものです。カッターマットは自分で準備しても良いですが、園に大きいサイズのものがあるはずなので、必要に応じて借りれるか聞いてみましょう。

日誌、指導案、提出用のファイル

  • 白紙の用紙…昼に書いていいと言われることもあります。
  • 日誌、指導案、ファイル…正確には日誌は初日を終えたら書き、2日目の朝に提出するので、事前準備としては指導案とファイルになります。指導案は担当クラスが決まっているなら必ず仕上げておきましょう。日誌も指導案も、提出は必ずそれぞれファイルに入れて。提出前に誤字脱字や記入漏れがないか確認してください。また、ファイルには学校名と名前を記入しておくと、もし他に実習生がいた場合に分かりやすく、入れ間違い防止になります。

着替えなど身に着けるもの

  • 上の服、下の服、靴下…汚れたり、感染症が流行している時期は嘔吐物がかかったりしてしまうことがあるので、予備があると安心です。
  • 帽子、外遊び用シューズ、上着…戸外遊びや散歩で使用します。日焼け対策、寒さ対策の上着やUV手袋は使用を禁止している園もあるので、様子を見て園の先生に合わせましょう。※服や上着はフードや紐がついていないもの、ラメやビーズなどの装飾がないものを!
  • 室内シューズ…園によっては使用していないところもあります。
  • 常時身に着けるエプロン、名札…名札は安全ピンを使わず、縫い付けるかマジックテープタイプのものを用意しましょう。
  • 食事介助用エプロン、三角巾…食事は衛生面に細心の注意を払っています。清潔なものを用意しましょう。アイロンをかけると殺菌効果もありますよ。
  • ハンカチ、ティッシュ…園によっては衛生面の配慮から、ペーパータオルを使用するところが増えてきました。ティッシュも園に備え付けのものを使用して良いところがほとんどだと思いますが、例えば鼻炎でティッシュをたくさん使いそう…と心配な人はポケットに忍ばせておきましょう。

飲み物

ここ数年、水分補給の重要性が見直されてきました。園によっては保育士にもこまめな水分補給を推奨しているところがあります。室内に置いておいて良い場合もあるので、むき出しのペットボトルではなく、ペットボトル入れに入れる、または水筒にしましょう。

設定保育や遊びの場面で使えそうな道具

  • 絵本
  • 指人形
  • ペープサート
  • パネルシアター
  • 他シアター系
  • ハンカチ遊び用のハンカチ

など

ポケットに忍ばせる際は、小さいものは誤飲に注意

(「どーっちだ」で使える手で握れるサイズのブロックなど)

設定保育で使う物

設定保育をすることがあらかじめ決まっている場合は、指導案を作成し、必要なものを早めに揃えると、焦らずにすみます。

【例】

  • 製作で使用する道具(画用紙、のり、切った紙を入れるトレーや紙コップなど)。この際に、人数分+α(予備)を用意しておくと安心です。
  • 導入で使うペープサートや絵本
  • しっぽとりゲームやハンカチ落としゲームで使うハンカチ

など

日誌・指導案の書き方

養成校に通っている人は、指導案や日誌の書き方を習っていると思います。習ったことをしっかり復習しておくことが基本です。

そのうえで、ここでは最低限絶対必要なポイントをまとめます。

日誌の書き方

●目標・ねらい

実習で学びたいことや意識する点を記載する

●活動記録

子どもの動きや保育士の対応、環境構成を具体的に記載する

●感想・反省

印象的な出来事を選び、考察や今後の改善点を記載する

指導案の書き方

●ねらい

子どもの発達に即した具体的な目標を設定する

●活動内容

  • 興味を引き出す工夫や、季節や行事に応じた内容を計画する
  • 活動時間を細分化し、子どもの集中力を考慮して活動内容を設定する

●環境構成

  • 道具を準備する。製作をする際は予備の材料を用意しておく
  • 室内で動きのある活動をする際は机や棚を端に寄せるなど、安全面を考慮して環境構成を考える

●子どもの情報

年齢、人数、男女比を記載し、考慮して指導案を計画する

【ポイント】

  • 代替え案を用意しておくと安心
  • 指導案は前もって担当クラスの先生に確認してもらい、指導やアドバイスを受けたら指導案に反映させましょう

共通すること

  • 「~させる」「指示する」といった上から目線の言葉は使わない
  • 子どもが主語か、保育士が主語かを考える
  • 誤字脱字がないか確認する

日誌・指導案の書き方の本を1~2冊持っておくと安心

書きたいことはあるのに文章が出てこない、ということがあります。

文章の引き出しを増やすためには、まずたくさん真似をして書いてみること

できれば数冊、手元に本を持っておき、多様な言い回しを知ることがおすすめですが、まずは本屋に行ってピンときたものを買ってみましょう。

知り合いや先輩に見せてもらう

知り合いや先輩がいるなら、日誌や指導案を借りて見させてもらうのも勉強になります。

この際、守秘義務を忘れずに!紛失は絶対NGです。

お礼状の準備

お礼状を出すまでが実習です。

とは言っても、実習後は解放感で気が緩んでしまうかもしれません。

事前にある程度準備しておくと、とても楽ですよ。

準備するもの

  • 便箋
  • 封筒
  • ペン

書き方

  • 前文
  • 主文
  • 末文

ポイント

  • 手書きで丁寧に書く…綺麗な字でなくても丁寧に書いているかどうかは分かります。
  • 修正テープを使用しない…間違えた際は新しい便箋に書き直します。
  • 具体的なエピソードを書く…実習中に印象に残ったエピソードや学んだことを書くと良いです。
  • 下書きをしておく…テンプレートを活用して大丈夫なので、下書きをしておくと安心です。

本文の中の具体的なエピソードは、実習後に自分の言葉で考えましょうね。

【step2】ステップアップの事前準備|さらに深堀しよう!

最低限の準備はできましたか?

ここからは、さらに深めた事前準備の項目を挙げています。

やれるだけのことをすると更にレベルが上がり、実習を乗り越えやすくなりますよ。

後でやろうと思ってませんか??

今、一つの項目だけでも進めましょう!

実習先の保育園のリサーチ

実習先を決める際に、すでにリサーチはしていると思います。

実習先の保育園の情報を、時間があるときにこまめに確認し、頭に入れるようにしましょう。イメージがわいてきて恐怖心が和らぎます。

リサーチする方法

  • ホームページ
  • SNS
  • 口コミサイト
  • 現地に行って見てみる

リサーチする内容

  • 保育理念、保育方針
  • 保育の形態(担当制やモンテッソーリなどの特色があるか)
  • 園全体の人数
  • 写真やブログ
  • 場所

最近はブログやインスタに取り組んでいる園もあります。

しかし残念ながら、園によっては調べてもどのような特色なのか分かりづらいところもあります。

わからない時はリサーチは早めに切り上げ、他の準備を深めましょう。

保育園の一日の流れを知る

保育園の基本的な一日の流れを知っておくメリット

  • 見通しが持てることで緊張が和らぐ
  • メモが取りやすくなる
  • 記憶に残りやすい

と言っても、実際に始まってみないとなかなかイメージがもてないと思います。

完璧に覚えなくても大丈夫です。

ただ、参考までに一般的な保育園の意日にの流れをのせておくので、ぜひイメトレに役立ててください。

【基本的な保育園の一日の流れ】

7:00 順次登園

9:00 朝のおやつ(未満児)、朝の会、トイレ

10:00 各クラスでの活動

11:30 食事

12:30 昼寝

15:00 起床、おやつ

16:00 帰りの会、自由遊び、順次降園

18:00~19:00 延長保育

年齢、クラスによって時間は変わります

子どもの年齢ごとの発達を知る

担当するクラスの年齢の発達に触れておくと気づきが増えますよ。

教科書通りではなく個人差があることも実感できると思います。

全部頭に入れなくても大丈夫です。というか完璧に覚えられたらすごいです。

子どもの発達は、実際に子どもと触れ合い経験を重ねていくうちに覚えていけます。

「基本的な発達を確認する」⇔「実際に子どもと関わり照らし合わせていく」

という作業をその都度繰り返すようにすると、とインプットしやすいですよ。

発達は年齢だけでなく、月齢でもかなり変わります。

クラスの中に「この子は喋れるのにこの子は喋れない」ということがあったら、もしかしたら誕生日が4月の子と3月の子なのかもしれません。誕生日が近くてただの個人差かもしれません。

見る視点が増えると観察が楽しくなりますよ。

健康と安全に関する最低限の知識

健康に関する知識

  • 季節ごとに流行する感染症
  • 乳児期に発症する突発性発心

など

もし何か異常を感じた際にはすぐに先生に確認してください。例えば「他の子どもに比べて体温が高い気がします」「手足にぶつぶつがあるのは大丈夫なんですか?」などです。

安全面に関する知識

  • 子ども同士の嚙みつきやひっかきが起こりそうな場合はすぐ止める
  • 机や棚に上るなどケガが起こるかもしれない場面では必ず側につき、降りるよう促す。
  • 戸外の散歩に引率する際は、道路への飛び出しや自転車との衝突などに十分気を付ける
  • おもちゃ破損がないか
  • 小さいものやごみ等を口にしていないか
  • 食事中に食べ物を詰め込んでいないか、苦しそうにしていないか
  • お昼寝中にうつぶせになっていないか、睡眠チェックはしているか

など

また、危険な場面にでくわした際は、未然に防げたとしても必ず担当の先生に報告しましょう。

【step3】仕上げの事前準備|これで装備は完璧!

社会人としてのマナー・態度

実習中は「学生≦社会人」です。

社会人としての基本的なマナーを知っておきましょう。

身だしなみは「清潔感」を意識:服装・髪・メイク・爪

  • 保育中の服装…色は白やクリーム色など明るい色を。シワが目立つ際はアイロンを当てましょう。洗濯後にバサバサして乾かすとシワが目立ちにくくなりますよ。
  • 髪…明るすぎる髪色は避けて。寝ぐせは直しておきましょう。
  • メイク…派手すぎるメイクは避け、ナチュラルメイクで。戸外遊びや散歩に備え、日焼け止めは塗っておくことをオススメします。
  • 爪…短く切っておきましょう。マニキュアは落とし忘れがないように。

挨拶:おはようございます、ありがとうございました、お先に失礼します

「おはようございます」「ありがとうございました」「お先に失礼します」は社会人として基本的な挨拶です。

緊張すると声が小さくなってしまうこともあるので、意識して少し大きめの声で挨拶するようにしましょう。

園によっては、朝の出勤後と退勤の際、各クラスに挨拶回りをしているところがあります。ドアを開ける際はノックをし、先生の顔を見てしっかり挨拶してください。

もし先生が子どもや保護者の対応をしている際は、邪魔にならないよう会釈のみか小声で挨拶をすると良いです。

早めの行動:15分前行動、書類の提出期限

  • 15分前行動…出勤時間の15分前には保育園に着いておくようにしましょう。着替えなどの準備をして心を落ち着かせてからクラスに入りましょう。
  • 書類の提出期限…日誌は翌日の朝一番に、指導案を前もって提出する際も早めに担当の先生に提出しましょう。

報連相:報告・連絡・相談

「報連相」=「報告・連絡・相談」は社会人としてしての基本です。個人的には人とのコミュニケーションの基本だと思っています。

些細なことでもいいので、「報連相」は必ずするようにしてください。取り越し苦労でもいいのです。後になって「なんで早く言ってくれなかったの?」となる方が怖いですよ。

最初は勇気がいるものですが、頭の片隅に「報連相」を入れておいてください。

積極性:手伝います、何かすることありますか、○○してもいいですか

初めての実習は分からないことだらけで、どう動いて良いかわからず固まってしまう学生さんもいます。

いわゆる指示待ち人間になってしまうんですね。

これは本当に印象が良くないです。

できなくても分からなくても、自分から「やります」という姿勢を見せることはとても大切です。

  • 自分から声を上げる練習になる
  • 積極的に行動することで記憶に残りスキルアップできる
  • 保育園側からの印象が良い

とたくさんのメリットがあります。

一日の中で何回も「何かすることありますか」って聞いていいのだろうか…と思う人もいるかもしれませんが問題ありません!

だって何をすればいいかわからないですよね。

分からないなら聞きましょう。

【言葉のレパートリー】

  • 何かすることありますか
  • 何か手伝えることありますか
  • 一緒にやります
  • 今から○○の準備ですか?私も手伝います
  • (終わったら)終わりました
  • まだすることありますか
  • 他に何かありますか

二日目以降は流れを覚えてくるので、さらに自分から動きやすくなるはずですよ

遅刻・無断欠席はNG|遅刻・欠席の際の対処法

実習中は遅刻や無断欠席はもちろんNGです!

万が一間に合わない、発熱をして出勤できない、などの事態が起こったら、自分の出勤時間の前に、できれば早めに保育園と学校の担当の先生に連絡を入れましょう。誠意をもって謝罪の言葉も忘れずに。

誰にでも失敗はあります!しっかりと謝罪をし、残りの実習でできることを全力でやりきりましょう。

メンタル・体調管理

実習前は本当にドキドキしますよね。

「緊張と不安で吐きそう」

「気が重い」

「行きたくない」

とネガティブなことばかりが思い浮かんでしまうかもしれません。

心と体は繋がっていると言われています。

メンタルがやられたら体調も悪くなる

体調がすぐれないとメンタルもやられる

という悪循環に陥ってしまいます。

メンタルと体調を整える簡単な方法をお伝えするので、実践してみてくだいね

  • 深呼吸
  • 軽い運動・ストレッチ
  • 一日三食食べる
  • とにかく寝る(準備は少しずつ進めていこうね)
  • 適度なストレスは必要なものという認識を持つ
  • 自分の気持ちを替え歌にして口ずさんでみる ←オススメ!ちょっと笑えてくるよ

また、書類に書く目標とは別に、実習を通して得られるメリットを書き出すと、モチベーションアップに繋がりますよ。

【例】実習を通して得られるメリット

  • 人としての経験値アップレベルアップのため
  • かわいい子どもたちに会うため
  • とりあえず資格を取るため
  • 社会勉強のため
  • 自分の得意・苦手を知るため
  • 卒業のため

など

失敗しても大丈夫!

注意されたり叱ってくれたりするうちが花と思ってください。

年を取ると誰も注意してくれなくなります。

基本的には実習させていただいている保育園に言われたことはすべて素直に受け入れること。

でももしかしたら、何か違和感を感じたり理不尽なことを言われたりする可能性もあります。その時は反抗せず、態度に出さず、心にとどめておきましょう。

良いところは盗む!

良くない思ったことは反面教師にする!

という心構えでいれば、きっと成長していけるはずです。

まとめとエール

「恐怖の保育実習」攻略のための事前準備まとめ

【step0】自分の気持ちを受け入れよう|保育の基本「受容」に繋がる

  • 自分の気持ちを知る
  • 自分の気持ちを受け入れる
  • 未来の子どもの心を大切にできる

【step1】最低限の事前準備

  • 持ち物
  • 設定保育で使う物
  • 日誌・指導案の書き方
  • お礼状の準備

【step2】ステップアップの事前準備

  • 実習先のリサーチ
  • 保育園の一日の流れを知る
  • 子どもの年齢ごとの発達を知る
  • 健康と安全に関する最低限の知識を知る

【step3】仕上げの事前準備

  • 社会人としてのマナー・態度
  • メンタル・体調管理

実習の事前準備を一つ一つこなしていくことで、恐怖・緊張・不安≦希望・楽しみになっていくはず

経験値アップ!レベルアップ!

少しずつでいいです。

まず1%です。

1%を積み重ねていけば、いつの間にか事前準備が終わっていますよ!

保育実習を無事に乗り越えられますように。

応援しています!

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