保育実習日誌の目標の書き方|毎日の目標の立て方と年齢別・日程別の例文

保育実習日誌の目標の立て方のコツと、初日・最終日・0〜5歳児の例文を紹介する、考える猫のイラスト入りアイキャッチ画像 実習生

「保育実習日誌の目標設定が難しい…」

「最初は思いつくけど、実習後半になると何を書けばいいかわからない…」

「目標っていくつ書けばいいの?」

保育実習では、毎日の目標設定に悩むこともあると思います。

実習目標は、自分が学びたいことや、保育士として成長したい部分を意識して立てることが大切です。

目標を立てることで、その日に力を入れたいことが明確になり、目的意識を持って実習に取り組みやすくなります。

この記事では、

  • 保育実習の目標を立てる目的
  • 毎日の目標を考えるときの4つのポイント
  • 日程別・実習の種類別・年齢別の目標例文
  • 目標が達成できなかったときの考え方

について解説します。

目標が思いつかないときは、ぜひ参考にしてみてください。

保育実習日誌の目標はなぜ必要?目的とは

実習目標を立てる目的は、その日に学びたいことや力を入れたいことを明確にするためです。

保育実習では、一日の流れや子どもの姿、保育者の援助など、さまざまなことを観察し、学びます。

「一日を通して頑張らないといけないのに、わざわざ目標を立てる必要があるのかな?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、その中でも特に自分が学びたいことや、成長したい部分を目標として設定することで、何に重点を置いて取り組むのかが明確になります。

また、目標があることで、実習後に「今日は何を学んだか」「どのように取り組めたか」を振り返りやすくなります。

目標を達成できた経験は自信につながることもありますし、思うようにできなかったとしても、今後の課題を見つけるきっかけになります。

なお、実習全体の目標は、実習期間を通して学びたいことを考えるものです。一方、日誌に書く一日ごとの目標は、その日に特に意識して取り組みたいことを具体的に設定します。

保育実習日誌の目標の立て方|4つのポイント

毎日の目標が思いつかないときは、次の4つのポイントを参考に考えてみましょう。

学びたいこと・力を入れたいことを具体的にする

まずは、自分が学びたいことや、実習で力を入れたいことを書き出してみましょう。

例えば、

  • 子どもの発達について学びたい
  • 保育者の言葉かけを知りたい
  • 絵本の読み聞かせを頑張りたい
  • 子どもの名前を覚えたい

などです。

次に、書き出した内容をもう少し具体的な目標にしてみます。

学びたいこと具体的な目標例
子どもの発達について学びたい○歳児の遊びや生活の様子を観察し、発達の特徴を知る
保育者の言葉かけを知りたい遊びの場面における保育者の言葉かけを観察する
絵本の読み聞かせを頑張りたい子どもの様子を見ながら絵本の読み聞かせをする
子どもの名前を覚えたい子どもと積極的に関わり、名前を覚える

このように、何を学びたいのか、どのように取り組むのかを具体的にすることで、一日の目標が考えやすくなります。

一日の流れ・子ども・保育者・環境の4つの視点から考える

目標が思いつかないときは、「一日の流れ」「子ども」「保育者」「環境」の4つの視点から考えてみるのもおすすめです。

視点注目すること
一日の流れ登園から降園までの流れ、活動の切り替え、生活の流れなど
子ども発達の様子、興味・関心、遊び方、友達との関わりなど
保育者子どもへの援助、言葉かけ、見守り方など
環境家具の配置、安全面への配慮、子どもの動線、おもちゃの種類や数など

例えば、食事の場面でも、子どもの食べる様子に注目するのか、保育者の援助の仕方に注目するのかによって、目標は変わってきます。

同じ活動でも、見る視点を変えることで、新しい学びを見つけられることがあります。

目標の個数は無理のない範囲にする

目標をいくつ書けばよいのか、迷う人もいると思います。

目標の個数に迷ったら、私は2つ程度をおすすめします。

目標をたくさん立てすぎると、何に重点を置いて取り組めばよいのかわからなくなったり、達成することが難しくなったりする可能性があります。

2つ程度に絞ることで、その日に意識することが明確になり、実習後の振り返りもしやすくなると思います。

もちろん、1つの目標にじっくり取り組む日があってもよいと思います。

ただし、養成校や実習先から目標の個数や書き方について指定がある場合は、そちらを優先してください。

前日の振り返りから次の目標を考える

実習後半になると、目標が思いつかなくなることもあるかもしれません。

そんなときは、前日の実習日誌や振り返りを読み返してみましょう。

前日にうまくできなかったことや、疑問に思ったこと、指導保育者から受けた助言などが、次の目標を考えるヒントになります。

例えば、次のような考え方です。

① 前日の反省から考える

子どもの食事の援助がうまくできなかった。

→「子どもの様子やペースに合わせた食事の援助を意識する」

② 前日の日誌で曖昧だった部分から考える

活動の切り替えの際、保育者がどのような言葉をかけていたのか、よく覚えていなかった。

→「活動の切り替え時における保育者の言葉かけを観察する」

③ 指導保育者からの助言を参考に考える

「同じ子どもだけでなく、ほかの子どもとも関わってみてください」と助言を受けた。

→「さまざまな子どもと関わり、一人ひとりの興味や関わり方を知る」

このように、前日の経験を振り返ることで、翌日の目標につなげることができます。

目標を書くときに使いやすい表現

目標を文章にするときは、次のような表現も参考にしてみてください。

表現例文
〜を知る子どもの好きな遊びを知る
〜を学ぶ保育者の援助の仕方を学ぶ
〜を理解する一日の生活の流れを理解する
〜を把握するクラスの一日の流れを把握する
〜を観察する食事中の子どもの姿を観察する
〜を意識する子どもの気持ちに寄り添った言葉かけを意識する
〜を心がける子どものペースに合わせた援助を心がける

【日程別】保育実習日誌の目標例文

実習の初日と後半では、学びたいことや取り組みたいことも変わってくると思います。

ここでは、実習の日程に合わせた目標例文を紹介します。

初日〜実習前半の目標例文

実習初日から前半は、まず園の一日の流れや子どもの様子、保育者の援助などを知ることから始めてみましょう。

  • ○歳児クラスの一日の生活の流れを把握する。
  • 子どもと関わりながら名前を覚える。
  • 子どもの遊びや興味・関心を知る。
  • 食事の場面における保育者の援助の仕方を学ぶ。
  • 玩具の種類やコーナーの配置など、保育環境の工夫を知る。

実習後半〜最終日の目標例文

実習後半は、それまでに観察したことや学んだことを活かし、実際に子どもと関わることにも目を向けてみましょう。

  • 子ども一人ひとりの姿を捉え、必要な援助を考えながら関わる。
  • 子どもが活動を楽しめるよう、様子に合わせて見守ったり、遊びに誘ったりする。
  • ○歳児の発達の特徴を踏まえ、保育者の関わり方を学ぶ。
  • 子どもの気持ちに寄り添った言葉かけを意識する。
  • 子どものペースに合わせた食事の援助を心がける。
  • これまでの実習で学んだことを活かし、子ども一人ひとりの姿に合わせた関わりを意識する。

【実習の種類別】保育実習日誌の目標例文

部分実習や責任実習では、自分が保育を進める立場になることもあります。

活動の内容や子どもの姿に合わせて、目標を考えてみましょう。

部分実習の目標例文

  • 子ども一人ひとりの様子を見ながら活動を進める。
  • 子どもに伝わりやすい言葉かけを意識しながら、手遊びや絵本の読み聞かせを行う。

責任実習の目標例文

  • 職員間で連携を取りながら保育を進める。
  • クラス全体の様子を見ながら、子ども一人ひとりに必要な援助を考える。

※部分実習や責任実習の進め方は、養成校や実習先によって異なります。実際の活動内容や指導内容に合わせて目標を考えてみてください。

【0〜5歳児】年齢別の保育実習日誌の目標例文

子どもの発達や生活の様子は、年齢によって異なります。

ここでは、0歳児から5歳児までの年齢別の目標例文を紹介します。

ただし、同じ年齢でも発達や興味・関心には個人差があります。実際の子どもの姿に合わせて目標を考えることが大切です。

また、実際に子どもへの援助を行う際は、指導保育者の指導を受けながら取り組みましょう。

0歳児クラスの目標例文

  • 離乳食やミルクの援助の仕方を学ぶ。
  • 子どもが安心して遊べる環境構成について学ぶ。

1歳児クラスの目標例文

  • 子どもの様子に合わせた保育者の言葉かけを学ぶ。
  • 月齢や一人ひとりによる発達の違いを観察する。

2歳児クラスの目標例文

  • 子どもの発達の様子を捉え、必要に応じて見守ったり援助したりする。
  • 子どもとの言葉のやり取りを通して、一人ひとりの思いや興味を知る。

3歳児クラスの目標例文

  • 子ども同士の関わり方を観察する。
  • 子ども一人ひとりに応じた保育者の援助の仕方を学ぶ。

4歳児クラスの目標例文

  • 製作活動における保育者の動きや言葉かけ、援助の仕方を学ぶ。
  • 子どもと一緒に遊びながら、好きな遊びや興味・関心を知る。

5歳児クラスの目標例文

  • 友達とのやり取りを観察し、5歳児の発達の特徴を知る。
  • 集団活動における保育者の援助や言葉かけを学ぶ。

目標が達成できなかったときはどうする?

目標を立てても、思うように取り組めなかったり、達成できなかったりすることもあると思います。

そんなときは、「なぜできなかったのか?」を振り返り、次の目標や課題につなげてみましょう。

例えば、次のような考え方です。

例① 子どもの発達の様子を十分に把握できなかった

なぜ把握できなかったのだろう?

→ 遊びの様子は観察していたが、食事や着脱など、生活の場面にはあまり目を向けられていなかった。

→ 次回は遊びだけでなく、生活の場面にも注目して子どもの姿を観察してみよう。

例② 着脱の援助がうまくできなかった

なぜ援助がうまくできなかったのだろう?

→ 子どもに「イヤ」と言われた。振り返ると、声をかけずに急に腕を持ってしまっていた。

→ 次回は子どもの様子を見ながら声をかけ、気持ちを確かめてから援助することを意識しよう。

このように、うまくできなかったことにも、次の学びにつながるヒントがあります。

目標を達成できなかったからといって、必ずしも実習が失敗だったというわけではありません。

できなかった理由を考え、次にどう取り組むかを見つけることも、大切な学びの一つです。

まとめ|自分なりの目標を持って実習に取り組もう

保育実習では、自分が特に学びたいことや成長したい部分を意識して、毎日の目標を立ててみましょう。

目標が思いつかないときは、今回紹介した4つのポイントや例文を参考にしてみてください。

また、目標を達成できたことは自信につながることもありますし、思うようにできなかったことも、次の課題を見つけるきっかけになります。

大切なのは、目標を達成することだけではなく、そこから何を学び、次にどう活かしていくかを考えることです。

自分なりの目標を持って、有意義な実習にしてくださいね。

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