保育実習日誌の例文|2歳児

保育実習日誌の例文|2歳児クラス 実習生

2歳児の実習日誌を書こうとして、「一日の様子は思い出せるのになかなか文章にできない」「気づきや考察が思いつかない」と困っていませんか?

この記事では、2歳児の実習日誌で使える例文を、登園・食事・排泄・主活動・午睡などの場面に分けて紹介しています。言葉の表現に迷ったときや、その日の保育を振り返る際に役立ててください。

2歳児の発達

2歳児は、走る、跳ぶ、登るなど全身を使った動きが活発になります。手指を使った細かな操作も上達していきます。

食事や着脱、排泄などの生活面でも、自分でできることが少しずつ増えていきます。「自分でやりたい」という思いが強くなり、大人に手伝われることを嫌がる姿が見られることもあります。反対に、甘えたい気持ちや、うまくできずにもどかしい気持ちなどもあり、葛藤する姿も見られることがあります。

言葉で自分の思いを伝えようとする姿が増え、友達への関心も高まっていきます。しかし、まだ思いを十分に言葉にできず、玩具の取り合いなどのトラブルにつながることもあります。

例文①登園~自由遊び

子どもの活動

  • 保護者と一緒に登園する。
  • 自由遊びを楽しむ(パズル、電車、ままごとなど)。
  • 保育者に促され玩具を片付ける。

保育者の動きと配慮

  • 保護者と離れる際に泣く子どもには、「寂しくなったね。大丈夫だよ」と優しく言葉かけする。
  • 体調や様子に変わりがないか視診をする。
  • 室内を走っている子どもには危険を知らせ、安全に遊べるよう別の遊びに誘う。
  • 玩具の取り合いをしている子どもの話を聞き、言葉で思いを伝えられるよう促す。
  • 「片付けたらおやつを食べようね」などと、見通しが持てるような言葉かけをする。

実習生の動きと気づき

  • 子どもが安心して保育室に入れるよう、笑顔で受け入れることが大切だと感じた。
  • 子どもと一緒に遊びながらも、全体が見える位置に座ることが大切だと気づいた。
  • 「これはどこに片付けるのかな?」と声をかけると、自分で片づける場所を考えながら片付ける姿が見られた。
  • 自分から排尿を知らせる子どもがいる一方、保育者に誘われてトイレに行く子どももいた。排泄の自立にも一人ひとり違いがあることに気づいた。

環境構成

  • 保護者が朝の用意をしやすいよう、おしぼり入れ、エプロン入れ、連絡帳入れのかごを並べている。
  • 伝達事項を書き込めるよう、職員用のノートを用意している。
  • 室内の温度を空調で調節している。
  • 発達に合わせた玩具を用意し、遊びの種類ごとにコーナーを整えている。

例文②排泄

子どもの活動

  • 保育者に促され、トイレに行く。
  • ズボンの着脱を行い、便器に座る。
  • 布のパンツに履き替える子どももいる。

保育者の動きと配慮

  • トイレに行くことを嫌がる子どもには、気持ちに寄り添い、遊び終えるのを待ってから誘う。
  • 一人ひとりの排尿間隔や様子を把握しながら、無理なくトイレに誘う。
  • 自分でズボンの着脱をしようとする子どもを見守り、難しい部分はさりげなく援助する。
  • 子どもが自分で選べるよう、「どっちのパンツにする?」と尋ねる。

実習生の動きと気づき

  • 排泄の自立には個人差があるため、一人ひとりの排尿間隔や、排尿を知らせる姿などを把握しながら関わることが大切だと気づいた。
  • 遊びたい気持ちが強く、トイレに行くことを嫌がる子どもがいた。遊びが一区切りつくまで待ち、タイミングを見て声をかけることで、トイレに行くことができていた。

環境構成

  • 子どもに応じて布のパンツを用意する。
  • ズボンを履きやすいよう並べて置く。

例文③朝の会

子どもの活動

  • 朝の会をする。
  • 出席調べをする。
  • 朝の歌を歌う。

保育者の動きと配慮

  • 保育者の方を向けるよう、「おへそを先生に向けて座りましょう」と分かりやすく伝える。
  • 保育者の話に興味を持てるよう、分かりやすい言葉で声をかける。
  • 安心して朝の会に参加できるよう、必要に応じて子どもの側に保育者がつく。

実習生の動きと気づき

  • 「おはようの歌」と今月の歌のピアノを弾く。
  • 朝の会とは別の方向を見ている子どもに、保育者が内容に興味を持てるよう言葉をかけていた。

環境構成

  • 楽譜、ピアノを用意しておく。

例文④主活動

子どもの活動

  • 製作「シール貼り」
  • リトミック「動物まねっこ遊び」

保育者の動きと配慮

  • コーナー遊びをしながら、数人ずつ製作に誘う。
  • 遊びの集中が切れないよう、保育者の声の大きさに配慮する。
  • 「この動物はどんな動きかな?」と子どもの意見を聞きながら進める。

実習生の動きと気づき

  • 「○色のシールがいい」と言う子どもの意見を聞き、すぐにシールを補充していた。事前に十分な量のシールを用意することが大切だと思った。
  • ばらばらに貼る子どももいれば、並べて貼る子どももいた。シールの貼り方にも一人ひとり違いがあり、自分なりの貼り方を楽しむ姿が見られることに気づいた。
  • 子どもの意見を聞きながら活動を展開している姿を見て、あらかじめ決められた流れだけで進めるのではなく、子どもの興味や発想に合わせて活動を広げることが大切だと感じた。

環境構成

  • 制作に必要な道具を準備しておく(シール、台紙、ごみ箱など)。
  • 少人数で落ち着いて取り組めるよう、製作をするスペースを整える。
  • リトミックで体を動かす際は、棚を端によけ、広いスペースを確保する。

例文⑤食事(おやつ、給食)

子どもの活動

  • 手を洗い自分の席につく。
  • 自分で食事エプロンを身につける。
  • 「いただきます」の挨拶をして食べ始める。

保育者の動きと配慮

  • 自分で食事エプロンを身につけるよう促す。
  • 楽しい雰囲気で食べられるよう、「おいしいね」などの言葉かけをする。
  • 皿に手を添えて食べるよう促す。

実習生の動きと気づき

  • 苦手な食材がある子どもには無理強いせず、「いい匂いだね」など、食材に興味を持てるような言葉かけをすることが大切だと気づいた。
  • 保育者が皿に手を添えることや食器の片付け方などを繰り返し伝えていた。毎日の食事の中で、食事の仕方を丁寧に知らせていくことが大切なのだと感じた。

環境構成

  • グループごとに机と椅子を並べる。
  • 食事の前にテーブルを拭き、清潔にする。
  • 食べこぼしをすぐに拭けるよう掃除道具を用意する。

例文⑥着替え

子どもの活動

  • 汚れた衣服を着替える。

保育者の動きと配慮

  • 自分で着替えようとする子どもの側で見守り、難しい部分はさりげなく援助することで達成感を味わえるようにする。
  • 脱いだ服の畳み方を知らせる。

実習生の動きと気づき

  • 眠そうな様子でなかなか着替えようとしない子どもがいた。「手伝おうか」と声をかけると「うん」と答えた。自分でできることであっても、そのときの体調や気持ちに応じて援助することが大切なのだと感じた。

環境構成

  • 着替えるスペースを用意する。

例文⑦午睡(入眠〜起床)

子どもの活動

  • 自分で布団に横になる。
  • 午睡をする。

保育者の動きと配慮

  • 自分で布団に横になるよう促す。
  • 安心して眠れるよう側で見守ったり、背中やお腹をさすったりする。
  • 目覚めるまでに時間がかかる子どもには、子どものペースで目覚められるよう優しく声をかける。
  • 定期的に呼吸や顔色を確認する。

実習生の動きと気づき

  • 実習生が寝かしつけしようとすると嫌がる子どもがいたが、担当の保育者が側に行くと安心して入眠する姿が見られた。その姿から、日頃から関わっている保育者との信頼関係が、子どもの安心感につながっているのではないかと感じた。
  • 午睡時に布のパンツで寝る子どももいれば、おむつを使用する子どももいた。排泄の状況に合わせて個別に対応していることに気づいた。

環境構成

  • 布団を敷く。
  • カーテンを閉め、室内の明るさを調整する。
  • 起床の際はカーテンを開け、換気をする。

例文⑧帰りの会~降園

子どもの活動

  • 帰りの会に参加する。
  • 「さようなら」の挨拶をする。
  • 自由遊びをする(ブロック、ままごと、ひも通しなど)。

保育者の動きと配慮

  • 朝泣いていた子どもの保護者に、園では元気に遊んでいたことを伝える。
  • 子どもの目を見て「さようなら」と挨拶する。
  • 降園前におむつの確認をして、トイレに誘う。

実習生の動きと気づき

  • 保護者に園での子どもの姿を伝えると、子どもだけでなく保護者にも嬉しそうな表情が見られた。子どもの成長や園での姿を具体的に伝えることは、保護者との信頼関係を築くことにもつながるのではないかと感じた。

環境構成

  • 降園時に必要な持ち物を取り出しやすいよう整理しておく。

例文|考察・反省・感想

  • 2歳児クラスでは、身の回りのことを自分でしようとする姿にも一人ひとり違いがあることに気づいた。また、「やりたくない」「甘えたい」という気持ちになることがあると知った。私はつい「自分でできるように援助しなければ」「時間がないから早く終わらせなければ」と考えてしまったが、まずはそのときの子どもの気持ちや様子を受け止めることが大切なのだと感じた。今後は、できる・できないだけで判断せず、一人ひとりの思いにも目を向けながら関わっていきたい。
  • 子どもたちが保育者の動きを真似しながら楽しそうに体を動かす姿が見られた。保育者自身が楽しんで遊びのモデルになることも、子どもが活動に興味を持つきっかけになるのだと感じた。今後は私自身も楽しみながら、積極的に体を動かして関わりたい。

まとめ

2歳児は、自分でできることが増える一方、まだ保育者の援助を必要とする場面も多くあります。

子どもの「自分でやりたい」「でもうまくできない」「甘えたい」という気持ちを保育者がどのように尊重し、必要なところだけ援助しているのかを観察すると、日誌の気づきや考察にもつながりやすくなります。

発達には個人差があり、前後の年齢に近い姿が見られることもあります。実際に観察した子どもの姿に合わせて、以下の例文記事も参考にしてみてください。